この人に聞く ボランティアと介護人生から学ぶ 唐沢 洋子さん

ボランティアと介護人生から学ぶ
ボランティア活動者 唐沢洋子
😉 私の嫁いだ頃はまだまだ家制度があり、嫁が介護するのが当たり前の時代でした。病弱だった姑さんとの三十年近い関わりは、私にとって人生を考える基を与えてくれました。色々と誤解もされ、自立神経失調症になったりもしましたが、信頼できる近所の方々の理解のおかげで今日あることに感謝しています。

本格的にボランティアを始めたのは平成四年、一人暮らしのお年寄りにお弁当を届ける、あじさい弁当の配達でした。お年寄りの方々と接する中で、その方の人生に触れ、自分の老後や介護を考えるきっかけになりました。それからしばらくして、認知症が出始めた姑さんと自分自身の醜い心との葛藤がはじまりました。

平成九年、私の人生に大きな転機が来ました。市で「女性海外研修」の募集があったのです。行き先は福祉の先進国カナダです。暗いトンネルから出たい心でしたので、悩んだ末に応募しました。決定通知を受けた時の気持ちは今でも忘れることができません。認知症であった姑さんには、私が入院するために家を空けることで納得してもらい参加しました。

カナダでは養老院を見学しました。お年寄りの皆さんの明るい表情が印象的でした。また、七十代の方が九十代の方の世話をしているお話を聞き、感心したのを覚えています。そして帰国後に、社協の時間外寮母の仕事を得たことで、福祉関係の方向へ行く道が開けたように感じました。
ボランティア活動では、上伊那子どもサポートセンター「セジュル」から農業体験を依頼され、子どもたちとそば打ちなどをやっています。私が今まで経験してきたことがお役に立ち、幸せをいただいています。

百歳人生、健康長寿のため「もう度夢を」と、山紫(やまむらさき)ワイン造りと民泊に生涯現役を目指し、頑張ろうと思っています。
二度とない人生だから、「生きる意味」を考え、みんなの幸せを願い、思いやりのある、温かい社会になるために努力していきたいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする